選定療養費

厚生労働省より2024年10月1日から実施される「後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について」の
長期収載品の選定療養の対象となる医薬品リストが公表されました。

患者様が選択した場合に窓口での自己負担額が増えることになる先発品です。
降圧薬、糖尿病薬、抗認知症薬、抗精神病薬、抗アレルギー薬など幅広い疾患の治療薬が対象となっております。

対象後発医薬品の上市後5年以上経過したもの
後発医薬品の置換率が50%以上となったもの
自己負担額後発医薬品の最⾼価格帯との価格差の4分の1
(後発医薬品の最⾼価格帯の価格差の4分の3までは保険給付の対象)

選定療養の対象となるA製剤(先発品)と後発品との差額例

薬価負担割合現行の負担4分の1
自己負担増の場合
A製剤500円3割負担150円実際の患者負担額
変化額
⻑期収載品薬価に対する変動率
200円
(+50円)
(10%)
後発品250円3割負担75円
A製剤500円1割負担50円実際の患者負担額
変化額
⻑期収載品薬価に対する変動率
113円
(+63円)
(13%)
後発品250円1割負担25円